捨てられたからには新しい住まいを探さなければなりません。
旅館暮らしというのも変ですし、アパートかマンション住まいか。
その頃幽閉生活で、ネット銀行にかなり貯えがありました。
役場に養子縁組解消の手続きに行った際に、空き家対策を担当している方を紹介され談笑しました。
その方とは今も懇意にしています。
この辺りは限界集落に指定されていて空き家がたくさんあります。
私が購入した所は何とか車が乗り入れる事が出来る山間部の古民家です。
最近は温暖化で降雪も少ないのですが、車社会となり道路も発達して融雪装置も整備され、住むのにそんなに苦にはなりません。
かっては、炭焼きで生計をたてて、狩りをし、農業をされていたようです。
この地域は元々海の上に道路があるような地域で、山間部と言っても海からせいぜいで4キロメートル位です。
そんな所を切り開いて、高速道路を通し新幹線を通した訳ですから、熊も出れば、猪、鹿、猿も出ます。